どんな状況であれ、失敗したら、その状況を分析してみることだ。そうすれば、どんな失敗にもそれに見合った利益の種子が含まれているという、深い真理に行き当たる。 これは、失敗が必ず熟した果実となって利益を与えてくれるという意味ではない。失敗には種子が含まれている、ということにすぎない。それを見つけ出し、芽を出させ、豊かに実を結ばせるには、人それぞれが目的を明確に持って積極的に独創力を働かさなければならない。
失敗や不運が恵みとなるか災いとなるかは、その人の反応次第である。失敗や不運に見舞われても運命の手が別の方向へ行くように合図をしたと受け取り、その合図に従えば、その経験は必ず恵みとなる。反応の向きが問題なのだ。 そして、どう反応するかは、いつでもその人に完全に任されている。
自分の弱さを知るには、失敗は正確な物差しとなる。だから失敗は自分の弱さを正す機会を与えてくれる。その意味で、失敗は常に恩恵であるともいえるのである。